• imgrum
  • facebook
  • twitter

オーナーブログ「きりたにのひとりごと」

コスト

住宅は一体いくつものパーツから成り立っているのでしょうか
釘1本から数えるならば・・・きっと何万というパーツになるでしょう。

そのひとつ、ひとつの部材とコストについて真剣に考えてみませんか。

コストと一概に言っても_
会社の営業経費から計算しようものなら、天文学的な数字の羅列になっていきかねないので・・・建築費に枠を絞ってとらえていきます。

・・・まず、みなさんが気になるのは「工事費の中から会社がどれだけの利益をとっているのだろう?」ってことではないでしょうか。笑
「うちは何%の利益をいただいていますっ!」なんて胸を張って言う会社はないでしょうが(笑)・・・重要なウェイトを占めてるかもしれませんね。

大きな声では言えませんが・・・オブラートに包んで言えば、おおむねこんなカンジではないでしょうか_

大手ハウスメーカーに代表されるように、会社規模が大きくなる程に必要経費(会社維持費、人件費、宣伝広告など)は上がっていきます。お客様が負担する経費はそれと比例しながら概ね上がっていくとおもわれるでしょう。
※ただ一部分的に切り取ると、大量仕入れや仕様統一などのスケールメリットで部材仕入れのコストは下がっていくのですが、それ以前に相対的な会社側の利益(経費)率が上がっていってるのです。残念ながら_泣。
逆に、町内の大工さんなら必要経費は限りなくゼロに近いでしょう。

それはもちろん、それぞれの会社にとっての適正利益ですし・・そこを論じても意味はないのです。
_が、
_でも、
_あえて言うなら、
・・・買い手の立場として、お客様間での不当な還元利益差(大きな値引きによるお客様間の不公平)があったりする・・・
こういうの・・イヤですね。うちはボッタクリされてないだろうか?と疑心暗鬼になってしまう・・・
最初から原価に組み込まれているキャンペーンサービスがあったり・・・
最初からサービス、値引き前提の折衝だったり・・・
そもそも、コストマネージメントなんてコトバはあったもんじゃない_会社が意外に多いので困ったものだと・・・私はトキドキおもうのです。苦笑(ちょっと暴言が過ぎました。謝)


ちょっと・・気持ちを切り替えて_
じつはここからが本題なのです。

みなさんがハードウェアとしての「家」に求めてるモノって明確に答えられますか。

家電品やパソコンや車ならありますよね?
「HDDナビ付き」「フルハイビジョン」「サイクロン式掃除機」などなど。

じつは「家」というハードウェアは構成要素が多すぎてワケがわからない・・・

そして

「Sハウス」「Tホーム」「Mホーム」「S建設』・・・
色んな会社で_

「ベテラン営業マン」「熱血営業マン」「設計マン」・・・
色んな担当が_

「外断熱」「自立循環型」「ZEH基準」「長期優良住宅」「環境共生」・・・
それぞれのキリクチで_

○▲■※?!・・・
いい家とはなんぞや_

・・・なんて語りだすから_そりゃあ、もうワケがわからない??

_でしょ。
・・・おつかれさまです。笑

もちろん_
一概に「この家がいい家ですよ!」なんて簡単な答えはありません。

しかし、本質を見抜かなければ_
そのヒトの価値観によっては・・コストパフォーマンスの低い建物になるかもしれないのです。


「この100万円の機械をつけると建物の価値が現状より最高水準の30%にはね上がります。」
一方
「こちらは10万円の機械ですが建物の価値が現状より20%上がります。」

どうでしょう?
コストパフォーマンスとはおおむね、こういうものではないでしょうか?

前者が高いか安いかはお客様の価値観次第になります。

価値観次第・・??

すいません・・・わかりにくいですね_苦笑
もっとわかりやすく例えます

Q.)
「この制震装置は全部で150万円する機械ですが、標準で取付けられてます。地震の揺れを半減させます」

「この耐震金物にかえると15万円程度値段が上がりましたが、耐震性が12%向上しました。」

どうでしょう_実はリアルな話でリアルな金額だったりします。

「コストパフォーマンス」に絞った・・わたしの回答は_あえてこんなカンジにしときます。

A.)
値段の高い制震装置(地震などの揺れを軽減させるダンパーなど)をつかっても使用機会は限定されるワケです。
もちろん制震装置を否定するわけではありません。
時として人命にかかわることもあるわけですから、万が一に備え、無いよりあったほうがいいのはもちろんですが・・無いよりはあったほうがいいという「金額」の代物ではないのです。
いまのところの制震装置の価格相場では・・・(もっと安くなればいいのですが・・・苦笑。)

金物の質を向上させる、材質を強いものに換える・・などは建物品質の基本部分です。
この部分も人命にかかわることにもなります。が・・・
なにせ、地味なもので(笑)ユーザーさんには伝わらない。
それよりも、地味なモノに対して興味を示さない住宅会社もあったりなんかします・・・残念ながら。苦笑

住宅業界だけではないのでしょうが・・・消費者に伝わるパンチの強いモノ、消費者ウケがいいものに、無駄にコストが割かれることが多かったりするのです・・・

なので
「営業戦略」に絞った・・回答はどうなるか_あえて書かなくてもいいですよね。


そして「本質を見抜かなければ_」のくだりに戻るのです。

普段の生活のシーンでも_
「無いよりあったほうがいいよねー!」というものが・・じつは「えーっ!?」という値段がついてることって多くないですか?

誰にとっても・・・自分の価値観にそぐわない「お金がかかるもの」には、なるべく投資したくないでしょう。

それは、「家」というハードウェアにも同じことが言えるのです。



営業マンはきっとこういうでしょう
「高いにはそれなりの理由があるんですよ!」

・・・この
「それなりの理由」の部分が住まう人の価値観に合うかどうかなのです。